こんにちは!
トーカイ広報スタッフNです。
今回のコラムは端処理の強い味方「ロックミシン」のご紹介です。
ロックミシンは、布端がほつれないようにする端処理の「縁かがり」や、伸縮性のあるニット素材の縫い合わせが得意なミシンです。
特にお洋服を作る人は持っていると世界が広がること間違いなしの1台!
実はわたくしスタッフN、最近ロックミシンをお迎えしました!
常々家庭用ミシンでは端処理に限界を感じており、いつかは絶対にロックミシンが欲しいと思っていて、漸く念願が叶いました!
というわけで、今回はロックミシンのお話をしたいと思います。
家庭用ミシンでも「ジグザグ縫い」や「裁ち目かがり」で端処理できますが、ロックミシンだとキレイさ・速さ・楽さが大違い!
ソーイングが楽しくて楽しくて、最近はロックミシンを使う作品ばかり作ってしまいます。
コラムの一番最後にロックミシンで作った作品も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
ロックミシンでできること
縁かがり・縫い合わせ

ロックミシンと言ったらこれ!な縁かがりです。
既製品のお洋服をぺらっとめくってよく目にするのが縁かがりです。
家庭用ミシンでも「ジグザグ縫い」や「裁ち目かがり」を使用して端処理を行うことは可能ですが、ロックミシンがあると、生地を切りながら端処理をしてくれるので、さらに簡単キレイに仕上げることができます。

生地を切りたくないな、というときは、メスをロックするだけ。これで生地が裁断されずに端処理ができます。思ったより簡単に使い分けができますよね。

縁かがりには、「1本針3本糸」、「2本針4本糸」があります。
布の端処理だけなら「1本針3本糸」で問題ありませんが、2枚の生地を縫い合わせる場合は「2本針4本糸」でしっかりと縫い合わせる必要があります。
布帛の端処理で幅を狭くしたい時は「1本針3本糸」で、2枚以上の縫い合わせやニット素材を扱う場合は「2本針4本糸」を使用することが多いです。
場面によって使い分けてくださいね。
スタッフNのおすすめ道具
ここで私のおすすめ道具をひとつご紹介します!

ロックミシンの「空環」と呼ばれる縫い終わりの空縫い部分。
普通のミシンの場合、縫い始めと縫い終わりの処理は返し縫いで行いますが、ロックミシンは返し縫いができないため、この空環を始末することで返し縫いと同じ役割になります。
その処理するのに便利なのが、「タッピ」と呼ばれる道具です!
先がループ返しのようになっているのが特徴で、刺しゅう針や毛糸とじ針で処理するのと同じように、縫い目の中に入れ込み処理ができます。
コツをつかめば引っかけるだけでとっても簡単に空環の処理ができるようになりますよ!
?楽天シュゲール『Prym プリム エルゴノミクス タッピ返し』
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巻きロック

ロックミシンじゃないとできない機能といったらこれ!な「巻きロック」
ガーゼハンカチや、スカートの端などによく使われています。
よく使われるのは、変形巻ロックです。
ロックミシンは4本の糸を使って端処理を行いますが、そのうちの上ルーパー呼ばれる糸を、縫い目にボリュームが出るウーリー糸を使用すると、綺麗に仕上がるのでぜひウーリー糸でしてみてくださいね。
切ったところがそのまま端になるので、三つ折りなどの処理がいらないのが嬉しいポイントです♪
変形巻ロックは、シフォンなどの端処理におすすめですよ。
ギャザーよせ

ロックミシンでギャザーも寄せられるってご存じでしたか?
ぎゅっと生地を寄せたり、伸ばして縫うことができる機能(差動)を使って、ギャザーも簡単にできちゃいます!

また、セパレート押えを使用して2枚一緒に縫うと、一気にギャザーと本縫いができちゃいます!
差動の数字が2なら約2倍を目安にギャザーが寄せられます。まだまだロックミシンでできることはあるのですが、まずは代表的な端処理2種類と、スタッフNが感激したギャザーよせをご紹介しました!
ぜひ店頭にてスタッフにお声がけしてみてくださいね。
ロックミシンについて丁寧に解説いたします。
なくても作品は作れるけど、あるとハンドメイドがもっと楽しくなるロックミシン。
ぜひ一度触ってみてくださいね。
クライ・ムキソーイングスクール開催店舗では、体験講習もしておりますので、お気軽にお問合せください。
また、メスやミシン針は消耗品なので、定期的に交換してくださいね。
購入したロックミシンはこちら
ちなみにスタッフNがお迎えしたのは『ベビーロック ロックミシン 糸取物語 BL69WJ』です。
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空気を使った糸通し「ジェットエア」がとっても楽しい機種。ロックミシン特有の面倒な糸通しがいりません。
また、波状の縫い目が美しいウェーブロックができるロックミシンです!
購入のヒントにしていただけたら幸いです。
ちなみに下の台は『トリムビン』と呼ばれるごみ受け台。
カットされた生地が穴にはめたゴミ袋に落ちるので、ロックミシンをお迎えするときはぜひ一緒にお迎えしてみてください♪
こちらはミシン部品ですので、店頭にてスタッフにお申し付けください。
最後に作品のご紹介
スタッフがロックミシンを使って作った作品はこちらです。
画像をタップするとインスタグラムに飛びます。
インスタグラムでは様々な作品や新商品情報を発信しておりますので、ぜひご覧ください。
みなさんもぜひ、ロックミシンをつかってステキなハンドメイドライフをお送りください!